へたれの独り言。

主に心理学、臨床心理学に関連したことを書いていきます。

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パニック障害とは【治療法について】

こんにちは、へたれです。

前回に引き続き、パニック障害について紹介していきます。

 

 

パニック障害の予備知識

 

 パニック障害で、呼吸が止まったり、亡くなることはありませんパニック発作時には強烈な不安や恐怖に襲われるので、「呼吸が止まるのではないか」と本気で思いますが、しかしその不安や恐怖は1時間もすればある程度落ち着きます。

 ただ注意点として、パニック発作が起きたからといってパニック障害とは限らないということです。つまり、身体に何かしらの問題があって、それの症状としてパニック発作が生じる、ということもありえます。なので、基本的にパニック発作が生じて、違和感や苦しさがあって生活に支障が出てきているようであったら、まずは精神科・心療内科以外の病院に行って検査を受けることを推奨します。そこで何も異常がないということになったら、心の問題の可能性が高くなり、精神科など病院に行くことにすると良いかなと思います。

 

パニック障害の治療

 

 基本的には薬物療法です。もしくは、最近はやりの認知行動療法も効果的です。だいたいは、薬物療法認知行動療法、もしくはその両方を受けると思います。その他、精神分析精神分析心理療法ゲシュタルト療法やクライエント中心療法などありますし、それで良くなる人もいると思います。ただ、やっぱり薬物治療と認知行動療法が多いと思います。

 

薬物療法

 

 これについては、僕は医者ではないので詳しくは言えません。ただ、不安になった時に飲む薬を処方されることが多く、実際に不安になった時に飲むことでその不安が和らいで、生活していけるようになります。あと、抗うつ薬パニック障害に効果があるという研究があってパニック障害の人に抗うつ薬を継続的に飲むようにする場合もあります。そうすることで、だんだんと漠然とした不安が和らぎ、「パニックになっても薬を飲めば大丈夫」という安心感もあって電車などにも乗れるようになっていくと思います。もちろんそう簡単にいかない場合もあると思いますが。

 薬に関しては、多くの研究があって、副作用とかは少ないと思います。僕が飲んでいる薬も、抗うつ薬は最初の1週間くらい不快感などの副作用がありましたが、そのうち特に何もなくなっていきました。抗不安薬は基本的に不安になった時に飲むようにしています。「すごく効いた」という感覚はないですが、なんとなく飲むことで不安になることが少なくなった気はします。プラシーボの気はしますが。ただ、プラシーボだとしても、それで不安が少しでも和らぐなら良いと僕は思います。

 

認知行動療法

 

 パニック障害での認知行動療法では、主に心理教育認知再構成法エクスポージャーラクセーション法を使うと思います。

 心理教育は、パニック障害に限らず、認知行動療法を行う上で必須だと思います。パニック障害では、認知行動療法とは何かパニック発作時の不安や恐怖の上がり下がりパニック発作で呼吸が止まったり死ぬことはない、ということを伝えると思います。パニック発作の不安や恐怖の上がり下がりというのは、不安や恐怖がどう変化していくか、です。図で表すとわかりやすいです。縦軸が不安や恐怖の程度で、横軸が時間(分)です。

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このように、基本的に最初の数分で一気に不安や恐怖が上昇しピークに達します。その後、ピークを過ぎるとだんだんと不安や恐怖が低下していき30分くらいすれば落ち着くことができます。ただ、これはあくまで1つの例であって、人によってこのグラフは変わっていきます。それでも大抵、このグラフのような傾向があると思います。

 こういった図などを使って説明することで、パニック発作という苦しい状況は数分でピークに達した後、徐々に低くなっていくということを理解しやすくなります。そうして実際にパニック発作が起きた時に、「でもあと何分かすれば元に戻る」という安心感を得られます。頭でこれを理解していれば、「パニック発作にも終わりがある」と思うことができて、安心感が生まれます。これを知らずに、「ずっとこのまま苦しい状況だったら」と考えてしまうと余計不安や恐怖が生まれて、それに巻き込まれ、「自分はおかしいんじゃないか」と思ってしまい、さらに不安や恐怖が生まれる、というふうな悪循環が起きてしまうこともあります。こういったことを含めて、心理教育は必要です。

 

 認知再構成法は、前の記事でも書いたと思います。基本的にはそれの通りやっていきます。パニック障害の場合は、主にパニック発作が起きた状況に対して行っていくかと思います。その状況に対しての認知や行動、感情や身体反応を見ていって、その認知は現実的か、それを信じることのメリットデメリットは何か、などについて一緒に話し合っていきます。そうして、自分にとってしっくりくる新しい認知を作り出します。こう考えたらいいんじゃないか、と。そして、その新しい認知を一緒に検討していきます。その後、元の認知に戻って、元の認知の確信度などを改めて考えていきます。こんな感じのことを繰り返していきます。

 

 エクスポージャーは、ちょっと大変です。エクスポージャーとは、暴露法と言って、実際に本人の辛いと思っている状況にさらしてみることです。大抵の人は、破局的認知と言って、ある状況に対して過度な不安や恐怖、本来そこまで感じることのないような、かなり危険な状況なんだ、と考えていることが多いです。例えば、電車でパニック発作が起きて、「電車に乗れば必ずパニック発作が起きて倒れてしまう」とかなどです。しかし必ずということはなく、実際にその状況にさらしてみると「意外と平気だ」と思うようなこともあります。もちろんパニック発作が起きることはあります。しかし、倒れたりということはなかった、ということもあります。これをちゃんと説明して、エクスポージャーを行うことがあります。

 注意点として、エクスポージャーはかなりの恐怖にさらすことなので、無理矢理させるようなことは絶対にしてはいけません。あくまでそれを行うかどうかは本人が決めることです。専門家と話し合って、本人が「やってみよう」と思えば、です。

 

 パニック障害認知行動療法はだいたいこんな感じだと思います。もちろん人によって症状は様々なので、ここで紹介した以外の技法を用いることもあると思います。そこはカウンセラー次第ですね。

 

終わり

 

 こんな感じで、今回はパニック障害の治療について紹介してみました。あくまでここに書いてあることは僕の考えなので、あまり鵜呑みにしすぎず、こんな感じなんだなーとざっくり思ってくれればうれしいです。パニック障害で困っている人は、近くの精神科へ行きましょう。

 

 

ではでは。