へたれの独り言。

主に心理学、臨床心理学に関連したことを書いていきます。

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未熟な自己愛には2つのタイプがある!

こんにちは、へたれです。

今回は、未熟な自己愛の人の特徴について書いていきます。

 

 

自己愛には2つのタイプがある

 

 自己愛の現れ方には2つの種類があります。やたらと自分を大きく見せようとする場合と、他者の評価をやたらと気にしとても傷つきやすい場合です。

 それぞれを見ていきます。

 

大きく見せようとする「誇大型」

 

 自慢ばかりしていたり、人を見下したり、「俺は偉いんだ」とか「人よりすごいんだ」という振る舞いをしている場合、それを「誇大型」の自己愛と言います。基本的に自分にはすごい能力があるとか何でもできるというようなことを思っています。こういう人は、自分のことが大好きで自分が褒められることや賞賛されることを強く望んでいます。なので、周りからそう思われようと必死で、実際に褒められたりするととても気分が良くなります。しかし、周りからそういった反応が得られないと、攻撃的になり怒りっぽくなります。加えて、自分のことばかり考えているため、他の人のことはほとんど考えていません。自分が褒められたりするために、平気で人を傷つけたりします。ただ、本人は人を傷つけているという認識はありません。そのため、人に共感するということがほとんどないと思います。

 こういった自己愛は、幼少期に「誇大自己」と「理想化された親イマーゴ」が満たされないために、自己愛がそのままの形で大人になってしまったと考えられます。「自分はすごいんだ」という感覚が周りから満たされることがなかったので、自分で自分のことを「すごい」と思うしかなく、結果としてこのような態度・振る舞いをしていると考えられます。子どもが万能感を実感するために親から褒められようとするように、必死に周りから褒められよう認められようとしている状態と考えられます。

 幼少期に自己愛を適度に満たされる体験が欠如していたために自分で自己愛を満たすしかなく、しかし他者からの反応がないと実際に「自分はすごい」という感覚が得られないため、自分を大きく見せて他者から認められようと必死になっている、ということです。

 

他者の評価を気にする「過敏型」

 

 「過敏型」というのは、「誇大型」とはむしろ対極にあるような振る舞いをします。それは、過度に自分に自信がなく周りからの評価に非常に敏感です。自信がないので、色々なことに挑戦しようとしても「自分には無理だ」と思ってしまったり、自己卑下や悲観的です。どちらかというとあまり自分のことが好きではなく、内気な感じがします。また、自己愛を維持するためには他者からの評価が絶対的に必要で、他者から認められることによってどうにか自己愛を維持しています。そのため、他者からどう思われているかを常に考え、自分の言動によって他者がどう感じるかに常に注意を払っています。一見、これは他者の気持ちを考えているので良さそうですが、実際は人から自分がどう思われるかという、自分のことに必死です。人からどう思われるかを考えるのは誰にでもありますが、その考えが自分の言動の全てを支配しているのでは、主体性というものがありません。自分のしたいことがあるのに人からの評価が気になってできないのであれば、それは生活していくうえで非常にストレスになるかと思います。また、もし人から認められず、さらに批判されたりしたら、過度に傷つきます。相手の人はそこまで言ったつもりはなくても、その人にとってはとてもショックな体験として受け止められ、「自分のことが嫌いなんだ」とか「自分にはこの仕事は無理なんだ」と思ったり、非常に傷つきやすいです。さらに、その人は批判したつまりがなくても、「ダメ出しされた」と感じやすく、これまた傷つきます。

 こういった「過敏型」というのは、「誇大型」と同じように、幼少期に「誇大自己」と「理想化された親イマーゴ」が周りによって満たされないために生じると考えられます。しかし「誇大型」と違うのは、自己愛を満たすために自分で自分を「すごい」と思うことすらできず、万能感が否定され、「自分はダメなやつ」と考えてしまう、ということです。自己愛が適度に満たされないために自信がつかず、大人になっても自信を持てない容易に傷つきやすい人となってしまうのが、「過敏型」です。

 

それぞれの自己愛になる違い

 

 正直、「誇大型」になるか「過敏型」になるか、その違いはまだよくわかりません。同じような体験をしていても、人によって「誇大型」になるし、「過敏型」にもなり得ます。

 文字として書くと「同じような体験」であるけれども、その人にとっては多少ニュアンスの違う体験なのかもしれません。このあたりに関しても、もっと勉強していきます。

 

 

今回はここまで。

ではでは。